外務省海外安全情報
水難事故に関する注意喚起
●夏の観光シーズンには、スイスの湖や河川では水難事故が毎年発生しており、日本人が救助の対象となるケースもあります。水辺へ行く際は、天気や水流の変化に注意しつつ、必要な準備を整え、危険な場所には近付かず、無理のない行動を心がけてください。
●水泳経験や体力を過信せず、若い方も十分ご注意ください。
●スイスへ渡航される方は、万一の事故等に備えて海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。
1 先月、ベルン市内を流れるアーレ川において、邦人1名が死亡する水難事故が発生しました。
アーレ川は、ベルン市民や観光客に親しまれ、夏季には多くの人が遊泳や川下りを楽しむ場所ですが、流れが速く、またアルプスの雪解け水を源としているため水温も低いことから、水難事故が毎年発生しています。利用者が非常に多いこともあり、スイス国内でも水難事故の発生件数が特に多い河川の一つとされています。日本人を含む外国人旅行者が事故に巻き込まれる事例もありますので、水泳や水上レジャーを楽しむ際は、以下の点に十分ご注意ください。
・現地の安全情報やライフセーバー等の指示に従うこと
・単独での入水を避け、複数人で行動すること
・飲酒後の入水は避けること
・お子様から目を離さず、常に手の届く範囲で見守ること
スイス救命協会(Swiss Lifesaving Society)の統計によれば、2012年から2024年までの間に、スイス国内の河川や湖などで約600人が溺水により死亡しています。利用者が非常に多いこともあり、アーレ川はこの期間に70人が死亡するなど、スイス国内で最も溺水死亡事故の多い水域となっています。
また、溺水事故による死亡者は20~30歳代の男性が多いことが報告されています。溺水事故の主な原因としては、自身の泳力や体力を過信すること、濁った水への飛び込み、飲酒後の遊泳、そして冷水ショック(急激に冷たい水に入ることで起こる身体反応)などが挙げられています。なお、昨年はスイス国内の河川や湖で52人が溺水事故により命を落としました。
2 スイスの河川は、見た目には穏やかに見えても実際の流れは速く、水温が低いという自然河川特有のリスクがあります。
また、場所によっては渦や急流、水面下に視認しにくい岩や構造物が存在することもあります。遊泳の際は、指定または推奨された遊泳エリアを利用するとともに、遊泳ルートや上陸地点を事前に確認し、現地当局や観光局が発信する安全情報に従ってください。
自身の泳力や体力を過信せず、体調や天候に不安がある場合は無理をしないようにしてください。特に、流れのある河川での遊泳に不慣れな方や初めて利用する方は、できるだけ経験者と行動するなど、安全確保に努めてください。
【参考】
・ベルン市公式HP(アーレ川遊泳に関する注意)
https://www.bern.ch/themen/sicherheit/pravention/aare-you-safe-english/tips-aare-swimming
・チューリッヒ市公式HP(リマット川遊泳情報・注意)
https://www.zuerich.com/en/sightseeing-activities/sport-and-relaxation/water-sports/river-swimming
・ジュネーブ州公式HP(ローヌ川遊泳に関する注意)
https://www.ge.ch/baignade-du-rhone-soyez-prudent
・スイス救命協会(Swiss Lifesaving Society、スイス国内河川情報(ドイツ語))
https://www.slrg.ch/de/sicher-am-offenen-wasser
3 スイスに渡航される方は、万一の事故等に備えて海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。スイスの医療費は非常に高額であることに加え、捜索・救助活動にかかる費用も自己負担となります。また、水上スポーツ等の危険を伴うレジャー活動は通常の海外旅行保険の適用外となることがあるため、目的に合った保険への加入をご確認ください。
参考:外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html
4 何らかの邦人被害情報等に接した場合には、下記にご連絡ください。
(問い合わせ窓口)
○在スイス日本国大使館
電話:+41-31-300-22-22
メール:consularsection@br.mofa.go.jp
住所:Engestrasse 53, 3012 Berne, Switzerland
ホームページ:
https://www.ch.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
(ジュネーブ州、ヴォー州、ヴァレー州及びティチーノ州に関する問い合わせ)
○在ジュネーブ領事事務所
電 話 :+41-(0)22-716-9900
メール:consulate@br.mofa.go.jp
住 所:82, rue de Lausanne, 1202 GENEVE, SUISSE
ホームページ:
https://www.geneve.ch.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。

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