外務省海外安全情報
ポルトガル国家緊急事態・市民保護庁による降雨、強風及び海象悪化に関する住民向け注意喚起の発出
●本12日、ポルトガル国家緊急事態・市民保護庁(Autoridade Nacional de Emergencia e Protecao Civil:ANEPC)が、「降雨、強風及び海象悪化に関する住民向け注意喚起(No. AVISO/8/DCS/2026)」を発出していますところ、要旨は以下のとおりです。
なお、ANEPCは記者会見でリスボン都市部でも排水処理が追いついていない地域もあり、特に地下駐車場等が浸水する恐れもあると注意を促してますため、お気を付けてください。
1 気象状況の概要(低気圧ORIANAの影響)
ポルトガル海洋大気研究所(Instituto Portugues do Mar e da Atmosfera:IPMA)は、低気圧「ORIANA」の影響により、ポルトガル本土において天候の悪化を予測してます。
12日午後以降、特に北部・中部沿岸部及びリスボン・テージョ渓谷地域(Lisboa e Vale do Tejo)において、断続的で時に強く持続的な降雨が見込まれます。また、最大瞬間風速は80km/h、山間部では100km/hに達する強風が予想されてます。さらに、西岸では西~北西からの波が最大6メートル、最大波高では11メートルに達する強い海象が予測されています。
2 水量情報および洪水リスク地域
(1)ポルトガル環境庁(Agencia Portuguesa do Ambiente:APA)の情報によれば、今後数日間、複数の河川流域で重大な洪水リスクが下記のとおり予測されてます。
○モンデゴ川(Rio Mondego):カンタニェーデ(Cantanhede)、コインブラ(Coimbra)、コンデイシャ=ア=ノヴァ(Condeixa-a-Nova)、フィゲイラ・ダ・フォズ(Figueira da Foz)、ミランダ・ド・コルヴォ(Miranda do Corvo)、モンテモール=オ=ヴェーリョ(Montemor-o-Velho)、ソウレ(Soure)。
○テージョ川(Rio Tejo):アブランテス(Abrantes)、アルメイリン(Almeirim)、アルピアルサ(Alpiarca)、アザンブージャ(Azambuja)、ベナヴェンテ(Benavente)、カルタショ(Cartaxo)、シャムシュカ(Chamusca)、コンスタンシア(Constancia)、コルーシェ(Coruche)、エントロンカメント(Entroncamento)、ガヴィアン(Gaviao)、ゴレガン(Golega)、マサン(Macao)、サルヴァテーラ・デ・マゴス(Salvaterra de Magos)、サンタレン(Santarem)、ヴィラ・フランカ・デ・シーラ(Vila Franca de Xira)、ヴィラ・ノヴァ・ダ・バルキーニャ(Vila Nova da Barquinha)。
○ソライア川(Rio Sorraia):コルーシェ(Coruche)、ベナヴェンテ(Benavente)。
○ヴォウガ川(Rio Vouga):アルベルガリア=ア=ヴェーリャ(Albergaria-a-Velha)、アヴェイロ(Aveiro)、エスタレージャ(Estarreja)、イリャヴォ(Ilhavo)、ミラ(Mira)、ムルトーザ(Murtosa)、オヴァール(Ovar)、ヴァゴス(Vagos)、カンタニェーデ(Cantanhede)。
○アゲダ川(Rio Agueda):アゲダ(Agueda)。
○サド川(Rio Sado):アルカセル・ド・サル(Alcacer do Sal)。
(2)洪水リスクがある流域:
○ミーニョ川(Rio Minho):モンサン(Moncao)、ヴァレンサ(Valenca)、○コウラ川(Rio Coura):カミーニャ(Caminha)
○リマ川(Rio Lima):アルコス・デ・ヴァルデヴェス(Arcos de Valdevez)、ポンテ・ダ・バルカ(Ponte da Barca)、ポンテ・デ・リマ(Ponte de Lima)
○カヴァド川(Rio Cavado):ブラガ(Braga)、バルセロス(Barcelos)、ヴィラ・ヴェルデ(Vila Verde)、エスポゼンデ(Esposende)
アヴェ川(Rio Ave):サント・ティルソ(Santo Tirso)、トロファ(Trofa)、ヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリカン(Vila Nova de Famalicao)
○ドウロ川(Rio Douro):ゴンドマール(Gondomar)、ポルト(Porto)、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア(Vila Nova de Gaia)、ラメーゴ(Lamego)、ペーゾ・ダ・レーグア(Peso da Regua)
○タメガ川(Rio Tamega):シャヴェス(Chaves)、アマランテ(Amarante)
○ソウザ川(Rio Sousa):ロウザーダ(Lousada)、パレーデス(Paredes)、○リシュ川(Rio Lis):レイリア(Leiria)
○ナバン川(Rio Nabao):トマール(Tomar)
○グアディアナ川(Rio Guadiana):アルコウチン(Alcoutim)、カストロ・マリン(Castro Marim)、ヴィラ・レアル・デ・サント・アントニオ(Vila Real de Santo Antonio)。
3 想定される影響(2月12日午後から13日)
気象状況は12日午後から翌13日にかけて、特にリスボン・テージョ渓谷地域(Lisboa e Vale do Tejo)で最も深刻化する見込みです。持続的かつ強い降雨の累積により土壌は飽和状態にあり、河川沿岸構造物の脆弱化及び流量増加が生じています。今後も高水位が維持される見通しです。
継続的な降雨により、河川や小河川の越水による洪水、都市部における排水機能の阻害による浸水、道路の冠水、斜面崩壊や土砂移動、路面の冠水による滑りやすい状況の発生が想定されています。また、洪水や強風により流出・飛散した物体や固定不十分な構造物の移動による交通事故、沿岸部での事故の可能性もあります。強風による体感温度の低下も見込まれています。
4 予防措置の勧告
ANEPCは、排水路の確保、河川付近での活動回避、浸水履歴地域での駐車回避、冠水区域の通行回避、家畜・車両・物品の安全地帯への移動、洪水想定地域での移動制限、樹木周辺での注意喚起、仮設構造物の固定強化、沿岸部での活動自粛、防御的運転の徹底等の予防措置を呼びかけています。また、IPMA、APA及び市民保護当局の情報に留意するよう求めています。
○国家緊急事態市民保護局(ANEPC):
https://prociv-portal.geomai.mai.gov.pt/arcgis/apps/experiencebuilder/experience/?id=29e83f11f7a34339b35364e483e3846f
【連絡先】
在ポルトガル日本国大使館 領事班
電話:+351-21-311-0560
Email:consular@lb.mofa.go.jp
※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい場合は、以下のURLから停止手続をお願いいたします。
http://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete
※当館に「在留届」を提出した方で帰国や転居済みの方は、以下のURLから帰国届又は転出届を提出してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login
※災害や騒乱等が発生した際、御家族、御本人、同僚を守るため、一人でも多くの方に安全対策に関する情報が届くよう、在留届(3か月以上の滞在)の提出、又はたびレジ(3か月未満の滞在)の登録を、お知り合いの方や出張者・旅行者に御案内いただきますようお願いします。
出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。

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