外務省海外安全情報
クリスマス・年末年始期間における注意喚起
クリスマス・年末年始期間は日本を含む多くの外国人旅行者がバリを含むインドネシアを訪れます。
安全な渡航のため、当館ホームページトップに掲載されている「当地へ来訪予定の皆様に特に注意いただきたい点」( https://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp )、海外安全ホームページ( https://www.anzen.mofa.go.jp/ )、「安全の手引き」( https://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/files/100628602.pdf )を読んでいただくと共に、短期渡航者の方はたびレジの登録を行ってください。
1 旅行前の知識
(1)パスポート:インドネシア入国時に6か月以上の残存有効期間と十分な査証スタンプ余白が必要です。
(2)入国時には、これまで健康検疫申告書(SATUSEHAT Health Pass (SSHP))、電子税関申告書(e-CD)が必要でしたが、これら二つに入管に提出するインドネシア滞在先の住所等を登録する機能をまとめた「All Indonesia」(https://allindonesia.imigrasi.go.id/ )という名称のサイトに必要情報を入力して、表示されるQRコードを入国時に提示することに変更されています。また、ビザ(査証)または滞在許可:e-VOA( https://evisa.imigrasi.go.id/ )の申請も同時に行うことが可能です。査証取得以外は手数料無料です。
(3)ビザ(査証)または滞在許可:e-VOA申請時の入力ミスや偽サイトによるトラブルが複数発生しています。オンライン手続が不得意な方は、到着時にカウンターで申請する方法もあります。
(4)インドネシア入国審査:有人の入国審査カウンターを通過した際は、VOAビザシール等がパスポートに貼付されているか、その場で確認してください。オートゲート(Auto Gate)を使用した場合には、シールの添付はなく、後に滞在許可証が登録したメールアドレス宛に送付されます。
(5)空港施設内における写真撮影:出入国審査エリア付近は写真撮影禁止です。
(6)バリ州外国人観光客徴収金(いわゆるバリ州観光税):「Love Bali(ラブ・バリ)」システム( https://lovebali.baliprov.go.id )あるいは空港国際線到着出口付近のカウンターで支払い可能です。
(7)車、バイクの運転:日本で取得した日本の運転免許証・国際免許証はバリだけでなく、インドネシア全国で有効ではありません。
(8)海外旅行保険:海外旅行保険の加入を強く推奨します。クレジットカード付帯の保険を利用する場合には、出発前に利用条件や利用方法を確認して、必要であれば追加の保険に加入してください。持病の薬は余裕をもって持参し、万一に備え、既往症や投薬履歴に関する英文医師レターを携行されることをお勧めします。
(9)毎年年末年始は観光地を中心に激しい渋滞が発生し、交通規制等も行われます。移動に想定以上の時間がかかる場合がありますので、時間に余裕を持って行動してください。
2 外国人旅行者が守るべきルール
インドネシアの法令を遵守、慣習を尊重し、バリ州知事通達( https://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/files/100515972.pdf )への留意のほか、交通ルールを遵守して、交通違反や交通事故を起こさないように注意してください。
3 治安情勢
(1)一般治安
クリスマスから年末年始のイベントの多い時期は、特にお金見せて詐欺、スリ、ひったくり等の一般犯罪や薬物犯罪も増えるため、より一層周囲の状況に注意して警戒を怠らないでください( https://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/itpr_ja/04_02safe.html#id11 )。
また、外国人を含む酔った者による喧嘩やそれに伴う死傷事件も発生しています。特に深夜の繁華街では、このような事案に巻き込まれる恐れがありますので注意が必要です。
(2)テロ情勢
インドネシア警察は、例年、市民の安全安心及び円滑な交通の確保を目的として、クリスマス前から新年まで「ロウソク作戦(Operasi Lilin)」を展開し、関係各所の警戒を強化するなどします。バリ州、西ヌサトゥンガラ州、東ヌサトゥンガラ州においては、具体的なテロの脅威情報はありませんが、インドネシア国内ではテロリストの検挙が報道されており、テロの脅威は潜在しています。テロの標的となりやすい場所(警察関係施設、政府関係施設、宗教関連施設、大型ショッピングモール、ナイトクラブ等)を訪れる際には周囲の状況に注意を払い、万一不審な人物や状況を察知した場合は、速やかにその場を離れる等、自身の安全確保を最優先してください。
4 自然災害への備え
バリを含むインドネシア国内各地において、地震・火山噴火・降雨水害等の自然災害が連続しています。特に雨期に当たるため、天候が荒れて高波、豪雨による倒木や土砂崩れ等の被害が各地で発生しやすくなります。これを機に、避難場所や避難用具、緊急連絡先等の準備・点検を行い、万一に備えて、家族・友人等で情報共有をしておくことをお勧めします。日本のご家族との連絡をSNSアプリだけに依存しているとインターネットに障害が発生した場合に連絡ができなくなることがありますので、携帯電話のローミングも検討してください。
津波に関するハザードマップは当館「安全の手引き(自然災害編)」( https://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/files/100604543.pdf )に掲載されています。
5 感染症
雨期には蚊が通常より発生しやすく、デング熱等の感染が拡大します。虫除けの利用等の蚊に対する対策を行ってください。また、狂犬病の発生も続いていますので、野生動物だけでなく、ペットとして飼われている動物にも十分ご注意ください。感染症についての詳細は( https://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/itpr_ja/04_02safe.html#id10 )をご覧ください。
6 年末年始の総領事館窓口業務
当館は、12月30日(火)から1月1日(木)は休館日となります。休館時における人命等に関わる緊急の用件は、当館代表電話(+62)0361-227628で対応しております。
このメールは、当館管轄地域(バリ州、西ヌサトゥンガラ州、東ヌサトゥンガラ州)に在留届、「たびレジ」登録されたメールアドレスに配信されております。「たびレジ」簡易登録をされた方で、メールの配信を変更・停止されたい場合は、以下のURLから停止手続きをお願いいたします。
URL: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete
※災害や騒乱等が発生した際、ご家族、ご友人、同僚を守るため、一人でも多くの方に安全対策に関する情報が届くよう、在留届(3ヶ月以上の滞在)の届出、又は「たびレジ(3ヶ月未満の滞在)」の登録を、お知り合いの方や出張者・旅行者にご案内いただけますようお願いいたします。
【問い合わせ先】在デンパサール日本国総領事館 Konsulat Jenderal Jepang di Denpasar
Jl.Raya Puputan No.170, Renon, Denpasar, Bali, Indonesia
Tel: (+62)0361-227628
Fax: (+62)0361-265066
e-mail: denpasar@dp.mofa.go.jp
Web: https://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
休館日:土・日、休日 開館時間:08:30~12:00、13:30~16:00
出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
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