外務省海外安全情報
【注意喚起】洪水被害に伴う感染症への対策について
○スリランカ国立災害救援サービスセンターは、サイクロン「Ditwah」の影響で起きた洪水の水が引くにつれて感染症などのリスクが高まっていることについて、市民に警戒を呼びかけています。
○(1)蚊が媒介するデング熱、チクングニヤ熱、(2)汚染された水・土壌への接触や汚染された食物の飲食により感染するレプトスピラ症、(3)一般衛生状況の悪化による、食中毒やA型肝炎、腸チフス、寄生虫症(アメーバ赤痢、回虫、条虫)などの経口感染症の増加のおそれがあります。
○これら感染症などにくれぐれもご注意いただき、必要な予防策を講じてください。症状がある場合には、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
1 スリランカ国立災害救援サービスセンターは、サイクロン「Ditwah」の影響で起きた洪水の水が引くにつれて感染症などのリスクが高まっていることについて、市民に警戒を呼びかけています。
2 当地で流行する可能性のある感染症などやその対策については、以下のとおりです。
(1)デング熱、チクングニヤ熱など
水たまりで蚊が繁殖し、デング熱やチクングニヤ熱など蚊を媒介とする感染症が流行する可能性があります。できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなどして、蚊にさされないよう注意してください。
○デング熱について(厚生労働省サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000131101.html
○チクングニヤ熱について(厚生労働省サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000168030.html
(2)レプトスピラ症
汚染された水・土壌への接触や汚染された食物の飲食により感染する細菌による急性熱性疾患です。洪水が発生した時などに、数週間遅れて流行します。不用意に水たまりや池などに入らないことが予防策です。
○レプトスピラ症について(国立健康危機管理研究機構サイト)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ra/leptospirosis/010/leptospirosis.html
(3)食中毒、A型肝炎、腸チフス、寄生虫症など
一般衛生状況の悪化により、食中毒やA型肝炎、腸チフス、寄生虫症(アメーバ赤痢、回虫、条虫)などの経口感染症が増加するおそれがあります。生の食材(卵、肉、魚介類など)を触ったら必ず手を洗い、調理器具の衛生管理や食品の適切な保存に努め、加熱が必要な食品は、中心まで十分に加熱するようにしてください。
3 在留邦人及びスリランカをご旅行、訪問中の方におかれましては、これら感染症などに十分注意して、必要な予防策を講じてください。症状がある場合には,早めに医療機関を受診することをおすすめします。
在スリランカ日本国大使館 領事班
電話:(国番号94)112693831
メールアドレス:ryoujivisa@co.mofa.go.jp
※「在留届」を提出した方で帰国・移転した方は、以下のURLで帰国又は転出届を提出してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencere
出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
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