外務省海外安全情報
大使館からのお知らせ(ポーランドの鉄道路線におけるテロ警戒レベルの引き上げ)
ポーランド政府は、11月19日から、国内の鉄道路線のテロ警戒レベルを引き上げました。
11月15日 、ワルシャワ-ルブリン間を結ぶ鉄道路線のミカ(Mika)駅付近において、線路の一部が爆破される事件が発生しました。なお、同路線では翌16日にも電線の損傷等が確認されています。
この事件を受け、トゥスク首相は、11月18日、ポーランド鉄道線路公社(PKP Polskie Linie Kolejowe S.A.)とポーランド広軌治金線会社(PKP Linia Hutnicza Szerokotorowa Sp. z o.o)が管理する鉄道路線にテロ警戒レベル3(CHARLIE)を適用する規則に署名しました。この規則は、11月19日から2026年2月28日まで有効となります。
ポーランド鉄道線路公社は国内の全域で運行されているポーランド国鉄株式会社(PKP S.A.)の路線を、ポーランド広軌治金線会社は南部カトヴィツェ近郊のスワクフク・ポウドニオヴィ(Slawkow Poludoniowy)とウクライナ国境のフルビエシェフ(Hrubieszow)を結ぶ東西の貨物輸送路線をそれぞれ管理しています。
最高レベル4(DELTA)に次ぐレベル3は、テロ攻撃の目的が明らかとなる事案が発生し、これが国家安全保障や公共の秩序を脅かし、ポーランドに潜在的な脅威をもたらす場合などに適用されます。
なお、ポーランド政府は、2022年2月、ロシアによるウクライナ侵略を受けてテロの脅威の予見可能性が増加しているとして、ウクライナと国境を接するポドカルパツキエ県等にテロ警戒レベル2(BRAVO)を適用しました。同年4月にはテロ警戒レベル2をポーランド全土に拡大し、現在もこれを維持しています。今回は、先述の鉄道路線において、テロ警戒レベルが2から3へ引き上げられる形となります。
在留邦人や旅行者の皆様におかれては、海外安全ホームページ、たびレジ、現地報道等により最新の治安情報の入手に努め、適切な安全対策を心掛けてください。
(ご参考)テロ警戒レベル3の適用に関する政府発表
https://www.gov.pl/web/rcb/trzeci-stopien-alarmowy-charlie-na-obszarach-linii-kolejowych-zarzadzanych-przez-pkp-polskie-linie-kolejowe-sa-i-pkp-linia-hutnicza-szerokotorowa-sp-z-oo
【お問い合わせ先】
在ポーランド日本国大使館 領事班
☆電話:+48 22 696 5005※開館時間のみ[09:00~12:30、13:30~17:00]。開館時間外に緊急を要する場合には大使館代表番号(+48 22 696 5000)へお掛けください(閉館時電話対応委嘱業者がまずは伺うことになります)。
☆メール:cons@wr.mofa.go.jp
☆HP:https://www.pl.emb-japan.go.jp/itpr_ja/ryouji.html
※災害や騒乱等が発生した際、ご家族、ご友人、同僚を守るため、一人でも多く
の方に安全対策に関する情報が届くよう、在留届(3か月以上の滞在)の届出、又はたびレジ(3か月未満の滞在)の登録を、お知り合いの方や出張者・旅行者にご案内いただきますようお願いいたします。
【参考リンク】
<外務省海外安全ホームページ>
https://www.anzen.mofa.go.jp/
<たびレジ>
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
<オンライン在留届>
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
※「在留届」を提出した方で帰国・移転した方は、以下のURLで帰国又は転出届を提出してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login
出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。

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