外務省海外安全情報
国内でのラセンウジバエによる健康被害への注意喚起
◆グアテマラ国内で5月以降、ラセンウジバエによる人への健康被害が発生しています。
◆グアテマラ保健省(MSPAS)は寄生の兆候を確認したら直ちに最寄りの医療機関で診断を受けるよう勧めています。
◆傷口を放置しない、ハエの多い地域では肌を覆う衣服の着用など対策を行ってください。
本年5月9日(金)国内で30年以上ぶりにラセンウジバエによる人への健康被害が発生して以降、複数の県において数十名の患者が発生しています。いずれも命に別状はありませんが、合併症にかかった場合は重篤な状態に陥る可能性もあります。MSPASは以下の情報を発信して、寄生の防止と早期受診を勧めています。
1.予防策
(1)傷の保護: 開いた傷は適切に覆うことで寄生を防ぐ。
(2)個人と家庭の衛生: 個人衛生と家庭環境の清潔さを保つことが重要
(3)虫との接触を避ける: 傷をハエや他の虫と接触させない。
(4)肌を覆う衣服の着用: 農村地域では肌を保護できる衣服を着用する。
(5)傷を放置しない: どんな小さな怪我もすぐに治療すること。
(6)基本的な衛生規則の順守: 手を頻繁に洗い、食品を適切に準備し、廃棄物を適切に処理すること。
2.寄生を警戒すべき症状
(1)局所の痛み
(2)皮膚のかゆみ
(3)赤く盛り上がった傷
(4)膿が出る、または治らない傷
(5)皮膚下の幼虫の動きが見える場合
3.高リスクグループ
(1)高齢者
(2)移動や感覚(痛覚や皮膚の触覚など)に制限がある病気を持つ人
(3)衛生や医療へのアクセスが難しい状況で生活する人
これらのグループには特に(寄生、合併症への)注意が必要
4.ラセンウジバエによる健康被害について
(1)感染症ではないので、人から人、動物から人へうつらない。ラセンウジバエの成虫が傷口に卵を産み付けることでのみ寄生する。
(2)人間への寄生は例外的
(3)未治療の傷、不衛生な状態など複数の条件が重なって幼虫が寄生する。
その他一般的な対策として、以下の対策も効果的です。
1.虫除けを使用する。
2.寄生される傷口などがある状態で屋外での寝食は避ける。
3.ゆったりした長袖シャツやズボン・靴下を着用する。
保健省(MSPAS)のホームページ(関連情報を発信)
https://www.mspas.gob.gt/
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在グアテマラ日本国大使館
電話:2382-7300(代)
出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
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