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2025.07.14|外務省情報|モザンビーク|

ニアッサ州にて、国内初のエムポックス症例を確認

モザンビーク保健省は、ニアッサ州ラゴ郡(メタングラ地区およびコブエ地区)にて、国内初のエムポックス症例3名を確認したと発表しました。これらの地区にお住まいの方及び訪問のご予定のある方は、感染予防に努めてください。
エムポックスの予防法として、症状のある者の飛沫・体液等やエムポックスウイルスを有する可能性のある動物との接触を避け、石けんやアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行うことが推奨されています。


7月11日、保健省は、当国における初のエムポックス症例が発生したと発表しました。概要は次のとおりです。
1 7月8日に、ニアッサ州ラゴ郡(メタングラ地区およびコブエ地区)にて、エムポックス疑い3名が認知されました。同10日、ニアッサ州保健衛生機関は、これらが陽性であると確認しました。現在、患者らの臨床症状は安定しており、自宅隔離されています。遺伝子型に関しては調査中です。
2 国民はパニックを避け、冷静さを保ち、誤情報に惑わされず、最新情報は保健省の公式情報を参照するよう呼びかけています。
これらの地区にお住まいの方及び訪問のご予定のある方は、感染予防に努めてください。

(世界の流行状況等)
2024年から、コンゴ民主共和国及びその周辺国において、従来の株よりも重篤度が高い可能性が指摘されているエムポックス・クレード1(1a及び1b)が流行し始め、同年8月には、国際保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」の基準を満たしていると宣言しました。以降、アフリカ大陸外でも、エムポックスの輸入症例が確認されています。
今年6月5日、WHOは、エムポックスに関する第4回緊急会議を開催し、緊急事態(PHEIC)の基準を、引き続き満たしていると判断しました。

○7月10日付WHO第4回国際保健規則(2005)エムポックス2024急増に関する緊急会議議事録(英文)

https://www.who.int/news/item/10-07-2025-fourth-meeting-of-the-international-health-regulations-(2005)-emergency-committee-regarding-the-upsurge-of-mpox-2024

(疾患の概要)
(1)症状
潜伏期間は5~21日(通常は6~13日)。発熱後1~3日で特徴的な水疱が顔や四肢に現れ、口の中や肛門、性器等の粘膜にも発疹が現れることがあります。筋肉痛、頭痛、リンパ節の腫れ等も見られることがあります。多くの場合は2~4週間で自然治癒しますが、死に至る場合もあります。
(2)予防法
エムポックスの流行地では以下のような感染予防対策を心がけ、感染が疑われる場合には、直ちに医師の診察を受けてください。
●症状のある人の飛沫・体液等との接触を避ける。
●エムポックスウイルスを保有する可能性のあるげっ歯類等のほ乳類(死体を含む。)との接触を避け、野生の狩猟肉(ブッシュミート)を食べたり扱ったりすることを控える。
●石けんと水、またはアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行う。
(3)参考資料
○外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2024C033.html
○厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/monkeypox_00001.html
○厚生労働省検疫所FORTH
https://www.forth.go.jp/news/20240823_00001.html
○国立健康危機管理研究機構
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/a/mpox/010/index.html

【問い合わせ先】
在モザンビーク日本国大使館 領事・警備班
Tel: +258-84-210-9072
Tel: +258-84-125-3402
メール:embjpmoz@mp.mofa.go.jp
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出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
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