外務省海外安全情報
ナイジェリアにおける電子ビザ及び電子出入国カードの導入
○ナイジェリア政府は、短期滞在者向け電子ビザ(e-Visa)及び電子出入国カードの導入を発表しました。
○e-Visaの申請に際しては、偽ウェブサイトに注意が必要です。
(注)可能な限り正確な情報発信に努めておりますが、以下はナイジェリア政府による措置ですので、特にご自身に関係する事項については、ナイジェリア関係当局が発信する情報に依拠してください。また、本件措置の詳細については、ナイジェリア関係当局(ナイジェリア出入国管理局、駐日ナイジェリア大使館等)へお問合せください。
5月2日、ナイジェリア出入国管理局(NIS)は、出入国管理・セキュリティの強化を目的として、5月1日付で短期滞在者向け電子ビザ(e-Visa)及び電子出入国カードを導入した旨発表しました。その概要は以下のとおりです。
◎報道発表(NIS)
https://immigration.gov.ng/implementation-of-the-e-visa-application-system-andautomated-landing-and-exit-card/
1.短期滞在者向けe-Visa
(1)e-Visaの対象は、全24種類ある短期滞在ビザのうち、「観光」「ビジネス(一次)」「ビジネス(数次)」など13種類。e-Visa専用ポータルサイトを利用することで、ナイジェリア大使館・総領事館に赴くことなく、申請から交付までが完結する。
◎「Nigeria Visa Classes」(NIS)
https://immigration.gov.ng/nigerian-visa/
→ e-Visaの対象となる短期滞在ビザが確認できます。
(2)e-Visa申請は、専用ポータルにてオンライン申請フォームに記入し、パスポート人定事項ページや顔写真、旅程表のほか、ビザの種類に応じた必要書類をアップロードする仕様(手数料支払いもポータル上で行う)。パスポートは入国予定日から少なくとも6か月間有効であることが条件。不備なく必要書類をオンラインで提出後48時間以内に審査が完了し、登録したメールアドレス宛にQRコード付きe-Visaが送信(交付)される。
◎e-Visa専用ポータルサイト(NIS)
https://evisa.immigration.gov.ng/
(3)e-Visaの有効期間は発行から30日~90日、滞在可能期間は(ビザの種類により)最大90日で、滞在延長は不可。より長期間ナイジェリアに滞在する必要がある場合は、ナイジェリア大使館・総領事館にて該当するビザの取得が必要。
(4)NISに代わってビザ申請サービスを提供すると謳う偽ウェブサイトが存在。詐欺被害や個人情報不正利用、金銭的損失のリスクがあるため、必ず専用ポータルサイトを利用すること。
◎偽e-Visaウェブサイトに関する注意喚起(NIS)
https://immigration.gov.ng/nigeria-immigration-service-cautions-the-public-against-fake-e-visa-websites/
2.出入国カードの電子化
(1)ナイジェリア出入国に際し提出が義務付けられている出入国カードを、従来の紙タイプから電子版に切替え、事前の取得を求めるもの。電子出入国カードは、専用ウェブサイトから申請(アカウント作成→必要事項入力)することで、申請時に登録したメールアドレス宛に送付される。フライト時刻の72時間前から申請が可能。
(2)入国カードはナイジェリア向けフライトに搭乗する前まで、出国カードはナイジェリアを出国する前までに取得し、ナイジェリア出入国審査において係官へ提示する。
◎電子出入国カード申請用ウェブサイト(NIS)
https://lecard.immigration.gov.ng/
(注)当館からの問合せに対し、NISから以下の回答がありました。
・電子出入国カードは5月1日に導入済であるが、現在は試験運用中であり、現時点で必ずしも電子版の取得は必須ではない。一方、本システムは既に稼働しているので、今後の出入国に際しては電子版の取得を推奨する。
・従来の紙タイプから電子版に完全移行する際には、航空会社から旅客に対し電子出入国カードの取得が案内されることになる。
(3)出国カードの情報はビザ情報と紐づけられ、(不法滞在者には)自動的にビザ発給禁止などの処分が適用される。
3.関連措置
(1)Visa on Arrival(到着時ビザ)の廃止
e-visaの導入に伴い、Visa on Arrivalの制度は5月1日付けで廃止。
(2)不法滞在者に対するアムネスティ措置(猶予期間の設定)
・ナイジェリアに不法滞在する外国人に対し、5月1日~8月1日の間に滞在資格を是正(適切な滞在資格の取得、本国への自主的な帰国)することで罰則を免除する措置を実施(本免除措置の適用有無はビザの種類による)。
・8月2日以降、不法滞在者に対しては罰則が科される([1]オーバーステイ: 15ドル/1日、[2]3か月超のオーバーステイ:15ドル/1日+5年間入国禁止、[3]1年超のオーバーステイ:15ドル/1日+永久入国禁止)。
◎「Regularize you visa」(NIS)
https://immigration.gov.ng/expired-visa-holders/
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※このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されています。
※メールの配信を変更・停止する場合は、以下のURLから手続きをお願いします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete
【お願い:在留届の提出/「たびレジ」登録】
災害や騒乱等が発生した際、一人でも多くの方に当館からの安全対策に関する情報が届くよう、在留届(3か月以上の滞在)の提出、または「たびレジ」(3か月未満の滞在)の登録を、ナイジェリアに渡航する出張者やお知り合いにご案内いただければ幸いです。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/
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在ナイジェリア日本国大使館(領事班/警備班)
所在地:No.9, Bobo Street, Maitama, Abuja, Nigeria
電 話:+234(0)90-6000-9019/9099(開館時:08:00-12:00、13:00-17:30)
+234(0)80-3629-0293(閉館時:人命に関わる緊急時のみ)
メール:visanigeria@la.mofa.go.jp
出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。