外務省海外安全情報
南アフリカにおけるジフテリアの発生
●南アフリカ国立感染症研究所はウェブサイトにて、5月2日付けで、2024年1月1日から2025年4月27までの間、呼吸器ジフテリアの確定症例を88人検出した旨発表しています。
●感染経路は、主に飛沫感染、接触感染ですので、手洗い、うがいを励行してください。また、ジフテリアは予防接種により相当程度防げる病気ですので、予防接種が完了していることをご確認下さい。
1 南アでは本年に入ってジフテリアの流行が広がっています。当初は西ケープ州が中心でしたが、徐々に各地に広がり、現在はハウテン州、ムプマランガ州、クズワール・ナタール州、リンポポ州でも報告されています。
2 5月2日、南アフリカ国立感染症研究所発表では、患者数の累計は88人(うち66名が西ケープ州)うち死者が11名となっています。
3 ジフテリアは先進国では非常にまれな疾患で、日本では1999年を最後に患者の報告はありませんが、ジフテリアにかかった場合、一般に10%程度の方が亡くなってしまうといわれています。また、特に5歳以下や40歳以上の年齢の場合は重くなりやすく、最大で20%の方が亡くなってしまうといわれています。
4 感染経路は、主に飛沫感染、接触感染ですので、手洗い、うがいを励行してください。また、ジフテリアは予防接種により相当程度防げる病気ですので、1期5種混合ワクチン(0歳時)および2期 DT または Tdap(11歳~13歳)の接種が完了していることをご確認下さい。なお、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)では10年ごとの追加接種を推奨しています。
(参考)
○ 南アフリカ国立感染症研究所
Diphtheria Situational Report:National Institute for Communicable Disease
https://www.nicd.ac.za/diphtheria-situational-report-week-17-of-2025/
○ジフテリア(厚生労働省ウェブサイトより)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/diphtheria/index.html
○アメリカ疾病予防管理センター(Diphtheria Vaccine Recommendations)
https://www.cdc.gov/diphtheria/hcp/vaccine-recommendations/index.html
5 在留届及び「たびレジ」への登録のお願い 海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場などに日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。 https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受け取れるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
(問い合わせ窓口)
○外務省領事局政策課(感染症情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5972
○外務省 海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC 版・スマートフォン)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (フィーチャーフォン)
※領事事務所に問い合わせの際は下記を参照願います。
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出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
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