外務省海外安全情報
大使館からのお知らせ(抗議活動における催涙ガスへの注意喚起)
○最近、労働組合や教師組合による抗議活動がますます激しくなっており、いつどこでデモに遭遇するか分からない中、警察当局がデモの鎮圧のため催涙ガスを使用する可能性がありますので、催涙ガスへの対応について、御参考までに在留邦人の皆さまに共有いたしします。
1 催涙ガスが使用されているデモ活動などに遭遇した場合
できるだけ早くその場から離れてください。ほとんどの催涙ガスは低い場所に溜まるので、地面に近い場所ほどガスが多いため、できるだけ高い場所に移動する方がよいとされています。
催涙ガスを吸ってしまった場合は、肺に入って呼吸困難になる場合があるので、走らず歩いて移動してください。ガスが目に入ってしまい、目が痛くなったり、視力がぼやけてしまったら、すぐに水で目を洗ってください。目、鼻、口を手で触らないようにしてください。また、ペットボトルの水などで目を洗うようにしてください。水道の水があれば、それで10-15分ゆすぐのがよいとされています。重曹や牛乳で洗うのがよいという人がいますが、それは根拠がありません。目を洗うための水がない場合には、濡れたタオルやメーク落としなどで拭うのも有効です。催涙ガスが近くにあるからとガス缶を手に取ったりすると危険なので触らないようにしてください。
2 催涙ガスを浴びてしまった場合
催涙ガスに含まれるCSガスは、散布されてから5日間は症状を及ぼすことがあるので、できるだけ早く靴を脱ぎ、服を着替え、シャワーを浴びてください。来ていた服は最低48時間、屋外など換気の良い場所に干してから洗ってください。屋外などに干せない場合には、洗うまではジップロックなどで密封しておき、他の服とは別に洗ってください。シャワーを浴びる際には、ガスの薬品で皮膚をやけどすることのないように水で体を最低20分は洗ってください。髪もよく洗ってください。それでも目や呼吸などに異常を感じる場合には、医療サービスを受けてください。
3 各地で時間帯によってデモや道路封鎖等が行われる可能性があります。最新の交通情報の収集に努め、余裕を持って早めに移動することをお勧めいたします。
4 在留邦人及び当地滞在中の皆様におかれては、抗議活動の動向について最新の情報収集に努めるとともに、外出の際は周囲の状況に通常以上に注意を払う等の安全対策を励行願います。特に、抗議活動が行われている付近では、参加者の暴徒化や治安当局との衝突等、不測の事態も起こり得ることから、デモなどに遭遇した場合はできる限り近づかず自身の安全確保に努めてください。
自宅や勤務先等の近隣で抗議活動が行われた場合、デモの鎮圧のため催涙ガスが使用されることがありますので、催涙ガスが窓から侵入しないように窓を閉める等の対策をお願いいたします。
特別注意エリア
https://www.panama.emb-japan.go.jp/files/100223077.pdf
交通状況のインスタグラムページ(Trafico Panama)
https://www.instagram.com/traficocpanama/
出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
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