○4月29日、マラウイ国内で新たなエムポックス感染症例が1件報告されました。
○アフリカCDCの発表により、マラウイでのエムポックス感染症例にクレード1（“クレード”はウイルス株の種類を意味し、“１”は重篤度が高いことを示します。）が含まれること、また全ての症例が国内感染であることが明らかとなりました。
○エムポックスの予防法としては、症状のある者の飛沫・体液等やエムポックスウイルスを有する可能性のある動物との接触を避け、石けんやアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行うことが推奨されています。

4月22日にマラウイ国内で発生したエムポックス4症例についてお知らせしましたが、29日、マラウイ保健省より新たに5例目の症例が報告されました。また、過去の4症例についても、アフリカCDCの報道発表により、以下の追加情報が明らかとなりました。

１　4月29日に、リロングウェ市内において5例目のエムポックスの症例が確認されました。今回の症例は34歳男性で、海外渡航歴はありません。

２　4月24日のアフリカCDCの報道発表において、マラウイのエムポックス症例にクレード1が含まれること、全ての症例で海外渡航歴がなく国内感染であることが明らかとなりました。クレード1は、より重篤度が高い可能性が指摘されており、国際保健機関（WHO）により「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当するとされています。引き続き、症状のある者の飛沫・体液等やエムポックスウイルスを有する可能性のある動物との接触を避け、石けんやアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行うことを推奨します。

３　日本外務省からも、エムポックスに関する広域情報が発出されていますので、マラウイへの渡航・滞在中の皆様、また近隣諸国へ渡航・滞在を予定されている皆様におかれましては、引き続き最新情報の収集に心がけてください。
なお、エムポックスの予防法としては、症状のある者の飛沫・体液等やエムポックスウイルスを有する可能性のある動物との接触を避け、石けんやアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行うことが推奨されています。

【参考】
■外務省海外安全ホームページ
・エムポックスに関する注意喚起
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2024C032.html

・感染症広域情報：エムポックスに関する注意喚起（「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態（PHEIC）」の宣言）
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2024C033.html

■厚生労働省ホームページ
・エムポックスとは
https://www.mhlw.go.jp/content/000957516.pdf

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