topへ戻る

外務省海外安全情報

HOME > 外務省海外安全情報 > トーゴの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2024.04.08|外務省情報|トーゴ|

トーゴの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

トーゴの危険情報を更新しました。


1 概況
(1)ブルキナファソとの国境地帯では、依然として治安情勢の改善が認められないことから、同地域の危険度はレベル3を継続します。
(2)2022年6月から治安上の脅威があるとして、サバヌ州全域に非常事態宣言が出されており、隣接するカラ州北部にも影響が及ぶ可能性もあることから、同地域の危険度はレベル2を継続します。
(3)2021年2月、フランス治安当局は、2020年にサヘル地域のアル・カーイダ系組織がギニア湾岸への南下を決定し、コートジボワールやベナンの要員に資金を提供しているなど武装集団の活動域が南下傾向にあると指摘しており、引き続きトーゴでも警戒を強める必要があります。
(4)ギニア湾では、武装集団による誘拐、強盗等の海賊事案が発生しています。ギニア湾及び同湾周辺海域を航行する船舶の運航事業者及び当該船舶に乗船を予定されている方は、同海域において海賊等事案による被害に遭遇する危険性を十分認識し、情勢によってはこれらの海域を航行する船舶への乗船を控えてください。
(5)トーゴにおいて、日本人・日本権益を直接標的としたテロや誘拐事件の脅威は現時点で確認されていませんが、近年、西アフリカにおいてイスラム過激派組織によるテロ事件が数多く発生しており、隣国ブルキナファソのテロ組織がトーゴの北部国境地帯にも活動領域を拡大しつつあることから、今後、日本人・日本権益がテロ・誘拐の標的となる、あるいはその巻き添えとなる可能性は排除できません。
 また、近年の海外での傾向として、警備や監視が手薄で一般市民が多く集まる場所(観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等)を標的としたテロが頻発しており、このような場所では常に注意が必要です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
 また、テロや誘拐に関する情報については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_114.html )も併せて参照ください。

2 地域情勢
(1)ブルキナファソとの国境地帯
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
 
 ブルキナファソの治安情勢悪化に伴い、トーゴの治安機関は国境管理を強化し、ブルキナファソとの合同パトロールを実施しています。
 2018年以降、ブルキナファソ東部においてテロリストの活動が活発化しており、テロリストはブルキナファソ、ニジェール、ベナン及びトーゴの国境にまたがる森林地帯の広範囲を拠点にしていると言われています。2019年5月には、隣国ベナン北部の森林地帯に位置するパンジャリ国立公園(トーゴ国境から数十キロメートルの距離)においてフランス人旅行者2人が武装組織に誘拐され、マリへの移送途中にフランス軍によって救出されました。救出された誘拐被害者には、他の時期に誘拐されたアメリカ人及び韓国人も含まれており、日本人が標的になる可能性も排除されません。また、テロリストの活動は広範囲にわたっており、外国人を誘拐してマリのテロ組織に売り渡しているとも言われており、非常に危険です。
 また、2023年12月、トーゴ北部のブルキナファソ国境ポニョン(Pognon)において、治安機関の検問所がブルキナファソから国境を越えてきたテロリストにより襲撃されました。
 つきましては、これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。

(2)サバヌ州全域(ブルキナファソとの国境地帯を除く)及びカラ州北部
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

 サバヌ州は、テロの脅威に直面するとともに、南下を意図していると言われるテロリストによるブルキナファソ国境地帯以外でのテロの発生も懸念されます。
 つきましては、これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。やむを得ず渡航する場合には、特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。

(3)上記以外の全土
 レベル1:十分注意してください。(継続)

 2019年11月、サントラル州のソコデやフラトー州のアゴエにおいて、憲兵隊員が襲撃される事件が発生しています。
 首都ロメを中心として、ひったくりや車上狙い等の窃盗事件が多発しており、歩行者の後方からオートバイや車両で近付き、追い抜きざまに手荷物を奪い去る手口が多用されています。ロメ市内のビーチは人通りが少なく、外国人は特に犯罪被害に遭いやすいので一層の注意を払ってください。移動の際には、貴金属や高価なものが目に付かないようにしてください。車両を駐車する際は、車外から見える位置に貴重品を置かないようにしてください。車両の窓ガラスを割って、貴重品を盗む手口に注意してください。
 ロメ市内では、交通事故の大半がバイクタクシーによるものとなっていますので、バイクタクシーの利用は避けてください。

 つきましては、これらの地域への渡航にあたっては、在コートジボワール日本国大使館(トーゴを兼轄)、現地関係機関及び報道等から最新情報の入手に努め、身の回りの安全に十分注意してください。

3 滞在にあたっての注意
 トーゴへの渡航・滞在における一般的な注意事項については、安全対策基礎データも併せて参照してください。(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_114.html
 滞在中は、下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、渡航に際しては、日本国外務省、在コートジボワール日本国大使館及び現地関係機関等から最新の情報を入手するよう努めてください。なお、トーゴには、日本の大使館・総領事館がありません。万一、事件・事故等に巻き込まれた場合には、在コートジボワール日本国大使館に連絡してください。

(1)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 トーゴに3か月以上滞在する方は、在コートジボワール大使館が緊急時に連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/

(2)移動する際は徒歩を避け、可能な限り運転手付きレンタカー等の車両を利用してください。特に夜間の徒歩による移動は危険です。また、昼間でも複数で行動するなど、自身の安全対策に万全を期すことを心掛けてください。

(3)銃器を使用した犯罪が発生しています。強盗等に遭遇した場合には、身の安全を最優先にして、抵抗したり逃走したりせず、所持金を差し出すなど、相手を刺激しないようにしてください。

(4)政治集会の行われている場所、大勢の民衆が集まる市場、裁判所等の公共機関といった、デモ発生の可能性がある施設付近にはなるべく近付かないでください。

4 なお、隣国のガーナ、ブルキナファソ及びベナンに対しても危険情報が発出されていますので、併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)9850
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
〇外務省海外安全ホームページ:
  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在コートジボワール日本国大使館(トーゴを兼轄)
  住所:Immeuble La Prévoyance, Bâtiment B, 2ème étage, Avenue Noguès, Plateau, Abidjian, Côte d'Ivoire
  電話:(市外局番なし)27-2021-2863、27-2021-3043、27-2022-1790
   国外からは(国番号225)27-2021-2863/3043、27-2022-1790
  FAX:(市外局番なし)27-2021-3051
    国外からは(国番号225)27-2021-3051
  ホームページ: https://www.ci.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

一覧へ戻る

出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。