外務省海外安全情報
外国人誘拐及び殺害事件に関する注意喚起
●5月2日、マプト州マトラ市にて、ポルトガル人男性が銃で撃たれ殺害されました。また5月5日、同市にて、中国人男性が誘拐される事案が発生しましたのでご注意願います。
1.事案の概要
(1)5月2日(金)13時頃、マプト州マトラ市Machava地区にて、Sotubos社(建設業界向け資材販売会社)の執行役員(ポルトガル国籍の41歳男性)が殺害されました。報道(警察発表)によれば、誘拐ではなく、被害者が同社支店から資金回収したところ、車内で同人の警備員と運転手に強盗目的で胸を撃たれて死亡したとのことです。
(2)5月5日(月)午前、マプト州マトラ市Matlemele地区にて、中国人男性が誘拐されました。報道によると、被害者は建設資材会社(セメントの原料や鉄くず販売業者)社長の息子(30歳前後)で、6人組の犯人に連れ去られたとのことです。銃で武装した犯人らが同社敷地内へ侵入し、追跡を防ぐため外に駐車してあった車両のタイヤをパンクさせ、その後被害者を逃走用の車両に乗せ猛スピードで現場から逃走、また、被害者の母親が誘拐を妨げようとして犯人に足を撃たれたとのことです。(なお、同社社長も数年前に同じ場所で強盗犯に銃殺されたとのことです。)
2.モザンビークでは本件のような起業家やその家族を狙った営利誘拐が多発しておりますが、計画的な犯行には必ず兆候があります。
その兆候の発見が誘拐防止の鍵となります。
誘拐犯は通常複数の対象者を選び、誘拐の目的に合致し、他と比べて危険なく誘拐できそうな者を選び出すと言われております。
在留邦人の皆様におかれましては、ターゲットにならない行動を心がけ、また人通りの少ない道路はできる限り歩かない、発砲音が聞こえたら身を隠すなど常に高い防犯意識を持って行動するよう心掛けてください。
【問い合わせ先】
在モザンビーク日本国大使館 領事・警備班
Tel: +258-84-210-9072
Tel: +258-84-125-3402
メール:embjpmoz@mp.mofa.go.jp
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出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
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