外務省海外安全情報
エレブルー市における銃乱射事件について(警察・報道のとりまとめ)
エレブルー市で発生した銃乱射事件について、これまでに警察や報道機関によって報じられている情報を下記本文2にとりまとめました。
1 2月4日に送付した領事メールでも一報したエレブルー市で銃乱射事件については、スウェーデン社会全体に深い悲しみと衝撃を与えました。特に、同市及びその近郊にお住まいの邦人の皆様の中には、事件終結後も不安を抱えている方もいらっしゃることと思います。
2 本件事件については、犯行の動機など未だ不明確な点も少なくありませんが、当館では、これまでに警察や報道機関によって報じられている情報を以下のとおりまとめました。なお、警察の捜査は続いており、今後情報が修正される可能性もございますので、その点あらかじめご留意ください。
<事件概要>
・2月4日(火)午後零時33分、エレブルー市西部の成人教育センター(キャンパス・リスベルグスカ)で銃乱射事件が発生。
・警察が到着して約1時間後、被疑者(同市在住の35歳男性)が死亡しているのを発見した(自殺と思われる)。
・本件事件により被疑者を含め11名が死亡し、6名の負傷者が病院に運ばれた(うち5名は重傷、容態は安定しているが現在も2名がICUで治療を受けている)。なお、被害者の中に日本国籍の者は含まれていない。
・被疑者は自動小銃のライセンスを有し、4丁の銃器を所持していた。
・犯行の動機については調査中であるが、現在のところ、テロやギャングとの関連や、特定の思想的背景はなく、死亡した被疑者による単独犯と目されている。
・本件事件を受け、スウェーデン政府は銃規制の強化について検討中。
3 これまでも繰り返しご連絡しているところですが、万が一不測の事態に巻き込まれた場合の基本対応として、改めて周知いたします。
(1)爆発、銃撃の音を聞いたら、その場に伏せるなど直ちに低い姿勢をとり、頑丈なものの陰に隠れる。
(2)周囲を確認し、可能であれば、銃撃音等から離れるよう、速やかに、低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。閉鎖空間の場合、出入口に殺到すると将棋倒しなどの二次的な被害に遭うこともあり、注意が必要。
(3)爆発は複数回発生する可能性があるため、爆発後に様子を見に行かない。
(4)刃物や鈍器を用いたテロの場合、犯人との距離を取る。周囲にある物を使って攻撃から身を守る。
(5)普段と異なる不審な状況を察知したら、安全を確保のうえ、警察に通報する(112番)。
4 引き続き、正確な情報に基づき、ご家族を含めた安全対策に努めてください。また、邦人が被害に遭ったとの情報に接した場合には、日本大使館までご連絡ください。
出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。