topへ戻る

外務省海外安全情報

HOME > 外務省海外安全情報 > ラマダン期間中の注意喚起について

2024.03.12|外務省情報|パキスタン|

ラマダン期間中の注意喚起について

【ポイント】
○ 本日から約1か月間、ラマダン(断食月)に入りました。この期間はテロの脅威が高まる傾向にあり、特にラマダン最終週は宗教心が高まるとされており、テロの発生に警戒する必要があります。
○ 各種報道等により最新情報の入手に努め、テロの標的となりやすい場所には出来るだけ近づかないようにするとともに、宗教行事や金曜礼拝には近づかないでください。
○ 同期間中は、犯罪や交通事故が増加傾向にあるため、防犯意識を高め、日没後の行動には十分注意するとともに、運転手雇用者は防衛運転に努めるよう促して下さい。


【本 文】
1 本日3月12日(火)から約1か月間、当国はイスラム教徒において重要な行事の一つであるラマダン(断食月)に入りました。
 この期間中はテロの脅威が高まる傾向にあります。特にラマダン最終週は宗教心が高まるとされており、2022年、同時期にカラチ大孔子学院自爆テロ事件が発生しており、いつも以上にテロの発生に警戒する必要があります。
 また、金曜日の集団礼拝は、多くのイスラム教徒が礼拝所に集まり、テロの標的となりやすいため注意が必要です。

2 在留邦人及び当地滞在または渡航予定の皆様は、以下の安全対策をとるように心掛けてください。
(1)当地の各種報道等を通じて最新の関連情報の入手に努めてください。
(2)攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設や政府・軍・治安当局、中国関連施設等)には出来るだけ近づかないようにしてください。
(3)宗教行事や集団礼拝(金曜日)等が行われている場所には、決して近づかないでください。

4 ラマダン明けの祝祭日(イードゥル・フィトル)は、お祝いのために現金が動きやすい時期にあたり、例年、金品を狙った窃盗、強盗犯罪が増加傾向にあるため、特に防犯意識を高めてください。
 また、日没後に外出をしなければならない場合、出来るだけ滞在時間を短くするように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場から離れて下さい。

5 イスラム教徒は夕頃、断食のため注意力が散漫になり、イフタール(日没後の食事)のため家路を急ぐ傾向にあります。例年、交通事故が増加する傾向にあるため、運転手を雇用している方は、防衛運転(十分な車両距離の確保、交通事故の防止等)に努めるように促していただくとともに、イフタール(日没後の食事)の時間帯は運転手を休ませるように心掛けてください。

※【広域情報】ラマダン期間中の海外渡航・滞在に関する注意喚起も発出されておりますので、以下のリンク先もご確認ください。 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2024C008.html

6 なお、上記注意点以外にも、当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○ 当館「安全情報配信用ツイッター」
https://twitter.com/CGJapanKRC_SFT
○ 当館ウェブサイト
http://www.kr.pk.emb-japan.go.jp/j/
○ 外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0
○ 緊急時の連絡先
在カラチ日本国総領事館 電話(+92-21)3522-0800

【問い合わせ先】
在カラチ日本国総領事舘
電話:021-3522-0800
メール:japan.consulate.karachi@kr.mofa.go.jp

一覧へ戻る

出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。