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2024.02.22|外務省情報|モーリシャス|

デング熱対策に関する新たな規定について

ポイント
デング熱感染者の増加に関し、モーリシャス政府は新たな規定を発表しました。
陽性者が自宅療養と診断された場合、10日間の自己隔離が課されます。


在留邦人の皆様

1.昨年12月11日からのモーリシャスにおけるデング熱の総感染者数が1360名(内2月20日現在の陽性者数551名)と増加していることから、モーリシャス政府は新たな対策として、自宅療養者に対する10日間の隔離制度を設けることを発表しました。

2.陽性が疑われる者は、医療機関にてPCR及び迅速診断検査を受けた後、医師の判断の下、陽性かつ重症者は入院、軽症者は自宅療養となります。陽性者は、蚊との接触を避けるため、外出禁止を含む10日間の自己隔離が必要となります。その理由として、感染した患者を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者を吸血することでウイルスがさらに感染する可能性があるからです。

3. デング熱はネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染し、2日から14日(通常3日から7日)の潜伏期間後、およそ2割から4割の人が高熱、頭痛、筋骨格の痛みや発疹などで発症します。一般的には軽症ですみますが、まれに重症のデング出血熱やデングショック症候群と呼ばれる病態となり、死に至ることもあるため特に注意が必要です。

4. デング熱に有効な予防薬や治療薬はなく、蚊に刺されないことが最善の予防方法です。つきましては、以下の点を参考にして蚊に刺されないよう対策を講じるとともに、デング熱を疑う症状が出現した場合には早期に医療機関を受診するようにしてください。

・外出する際には長袖や長ズボンを着用し、靴もサンダル履きを避けるとともに、肌の露出した部分には定期的に虫除け剤を塗布する。

・虫除けスプレー、電気蚊取り器、蚊取り線香、殺虫剤、蚊帳などを使用する。

・突然の高熱や頭痛、筋骨格の痛みや発疹などの症状が出現した場合には直ちに医師の診察を受ける。

・蚊の幼虫は水たまりで繁殖するため、タイヤ、バケツ、ペットの餌皿を屋外に放置せず、また、植木の水受けには砂を入れるなどの対策を取る。蚊が隠れていそうな不衛生な場所や樹木の茂みに近寄らない。

≪問い合わせ先≫
モーリシャス保健・健康省24時間ホットライン電話番号「8924」

≪デング熱関連情報≫
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000131101.html

厚生労働省検疫所FORTH - デング熱とは
https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/name33.html

国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/238-dengue-info.html

在モーリシャス日本国大使館
Embassy of Japan in Mauritius
Level6, Tower C, 1 Exchange Square
Ebene 72201
E-mail : japanembassy@mx.mofa.go.jp
Tel : +230-460-2200
FAX : +230-468-6612
https://www.mu.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。