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2024.02.22|外務省情報|ブラジル|

(注意喚起)パラナ州及びサンタ・カタリーナ州におけるデング熱の流行について

 パラナ州において、多数のデング熱の感染例が報告されており、パラナヴァイ市とトレド市は緊急事態宣言を発令しました。
 また、サンタ・カタリーナ州においてもデング熱の症例数が前年に比べて650%増加しており、州政府は緊急事態宣言を発令する見込みです。


 2月20日、パラナ州保健局は、直近1週間において、パラナ州内でデング熱による1人の死亡と8,414人の新たなデング熱症例を確認したと発表しました。
 パラナ州内では、2023年7月から始まったデング熱の流行期以来、累計45,930人の感染と16人の死亡が確認されています。
 また、パラナ州では22の市でデング熱の流行が確認されています。その中でも感染者数が多いのは、アプカラナ市(11,518人)、カスカヴェル市(4,130人)、ロンドリーナ市(4,049人)、パラナヴァイ市(3,964人)、イヴァイポラ市(3,678人)、マリンガ市(3,544人)です。
 パラナ州パラナヴァイ市は9日、人口10万人当たりのデング熱罹患率が426.6人であるとして緊急事態宣言を発令しました。
 また、パラナ州トレド市では601人のデング熱感染者が確認されており、同市は16日に緊急事態宣言を発令しました。

https://g1.globo.com/pr/parana/noticia/2024/02/20/parana-registra-uma-morte-e-mais-de-84-mil-novos-casos-de-dengue-em-uma-semana.ghtml

https://ric.com.br/prja/saude/toledo-decreta-situacao-de-emergencia-por-conta-da-dengue

https://paranavai.atende.net/cidadao/noticia/decretada-situacao-de-emergencia-por-dengue-em-paranavai

 サンタ・カタリーナ州では、177の市で合計17,696人のデング熱症例が確認されており、8人が死亡しています。
 現在、サンタ・カタリーナ州におけるデング熱症例数は、前年同時期と比べて650%増加していることが発表されました。この状況を受け、州政府はデング熱流行による緊急事態宣言を発令する見込みです。

https://g1.globo.com/sc/santa-catarina/noticia/2024/02/21/numero-de-casos-de-dengue-aumenta-650percent-em-sc-e-estado-deve-decretar-emergencia.ghtml

 つきましては、パラナ州及びサンタ・カタリーナ州に在住している方、及び現地に渡航・滞在を予定している方は、以下に記載する予防法等により、デング熱の予防に努めてください。

○デング熱の症状及び予防法
1:急激な発熱に始まり、頭痛、関節痛、下痢、倦怠感などを伴います。熱の下がる頃に発疹が出現することがあります。重症化した場合、鼻出血や歯肉出血などを見ることもあります。
2:デング熱には特効薬がなく、一般にそれぞれの症状を和らげる治療が行われます。重症型のデング熱に進展した場合、死亡する可能性もあります。
3:蚊に刺されることで感染しますので、長袖・長ズボンを着用したり、蚊の忌避剤(虫除けスプレー等)を使用したりして、蚊に刺されないように注意してください。蚊の繁殖を防ぐ対策も心がけてください。
4:デング熱ワクチンによる予防接種もご検討ください。

(問い合わせ先)
在クリチバ日本国総領事館
-電話:41-3322-4919
-e-mail:setorconsular@c1.mofa.go.jp

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出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。