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2024.02.21|外務省情報|オーストラリア|

「Money Mule(お金の運び屋)」に関する注意喚起(安全情報)

【ポイント】
●連邦警察は2月20日、短期間で高額な収入を得られるなどと謳った求人広告により、犯罪者が大学生を「Money Mule(お金の運び屋)」にリクルートする手口が広まっているとして、注意喚起しています。
●「Money Mule」とは、第三者から自分の銀行口座にお金を受け取り、それを別の口座に送金して報酬を得ることを指します。その多くはインターネットを経由したマネー・ロンダリングの犯罪行為等に加担することになるとして、連邦警察は、サイバー犯罪の被害者や加害者にならないよう呼び掛けており、安易に金銭を提供するなどと持ちかけられた場合は、十分にご注意ください。


【本文】
1 警察のメディア・リリース概要
https://www.afp.gov.au/news-centre/media-release/australian-police-warn-university-students-about-money-muling-dontbeamule
(1)「Money Mule」とは、第三者から自分の銀行口座へお金を受け取り、それを別の口座に送金することで対価を受け取ることを指します。
(2)警察は、「短期間で高額の報酬を出す」という広告などによって、犯罪者がお金に困っている学生をターゲットにした募集活動を行っていることを懸念しています。特に、留学生に対しては、言葉の壁やオーストラリアの刑法に関する知識が乏しいという弱点を狙っています。

2 被害に遭わないために
警察は、こうしたサイバー犯罪の手口に巻き込まれないよう、以下の点について注意を呼びかけています。
○大金を提供すると呼びかける投稿は相手にしない。
○安易に知らない人からのメッセージリクエストに応じず、また「リンクをクリックする」様なメッセージを受け取った際は、たとえ発信者が友人・知人であってもリンクをクリックする前に直接話をする。
○銀行口座を含む個人情報を他人に教えない。
○誰かがあなたの口座の使用や借用を求めてきたら断る。
○どのような依頼であっても、違和感を感じたら毅然とした態度で断る。

3 犯罪に巻き込まれた場合・被害を受けた場合について
(1)万が一、犯罪に巻き込まれた場合や被害を受けた場合は、オーストラリア政府のサイバー・セキュリティのウェブサイトに申告してください。
https://www.cyber.gov.au/report-and-recover/report
(2)また、犯罪に使用されたとする口座の銀行にも通報する必要があります。
(3)サイバー・セキュリティのホットライン
1300 292 371

4 留学中の方だけでなく、ワーキング・ホリデー等で当地に滞在中の方も、こうした情報には十分ご留意ください。それが身を守る手段のひとつとなります。また、万が一被害に遭った場合や邦人が被害に遭ったとの情報を入手された場合は、上記の必要な機関等に通報し対応を依頼するとともに、当事務所にもご一報ください。

おことわり
このお知らせは、在ブリスベン日本国総領事館ケアンズ領事事務所へ提出していただいた在留届、または「たびレジ」に登録されたメールアドレスをもとにお送りしています。
_________________________________
在ブリスベン日本国総領事館 ケアンズ領事事務所
Consular Office in Cairns, Consulate General of Japan in Brisbane Level 15 Cairns Corporate Tower,
15 Lake Street Cairns, QLD 4870

PO Box 1493 Cairns QLD 4870(郵便物は左記の私書箱にお送り下さい。)

窓口受付時間 9:00-12:00、13:30-16:00(月曜日から金曜日まで)
Tel: (07) 4051-5177
Email : jcairns@bb.mofa.go.jp
ケアンズ領事事務所Twitter
https://twitter.com/COJinCairns

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出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。